トイレの鍵

トイレに閉じ込められるというのはなかなか経験することはないんじゃないかなぁ。

アルバイトの途中、たまたま入ったトイレの鍵が開かなくなった。いやいや、焦りますよ。前から固くなってはいたけど、ここで開かなくなるか、と。まぁ恥も外聞も無しに助けを呼びましたよ。大声で。

 

「すみませーん!!!!誰かいませんか!!おーーーい!」

 

店内ざわざわ。自分もざわざわ。心がね。自分より焦った店長(そりゃ店内で叫び声が上がれば焦るよね)が「どうしましたか!!!」って来てくれて、ドライバー一つで開けられたからよかったけど。「え、くるるぎさん?」ってちょっとなんだよみたいな声しやがってとは思ったよ。だってあんまり余裕なかったし。トイレ暑いし。くるるぎトイレ事件として思い出深い出来事にランクインだよ。馬鹿野郎。もうあそこのトイレは使わないよ!また叫びたくないし。同じ店員には「子供が親呼んでるかと思った」って。そんな子供っぽい声じゃないけど、そう聞こえるもんかな。次のアルバイトの時にからかわれそうだなぁ。

「蹴破らないでね!扉壊さないでね!」とも言われたけど、流石に壊さないよ。無いとは思うけど、弁償なっても困るしそっちの方がすごい音して集まってきちゃうし。あれ一つ扉壊したら他の仕切りとかも崩れそうだし。そもそも壊すかもしれないと思われていることにびっくり。しません。

 

一つ良かったことをあげるなら、ある程度のことには動揺しなくなったことかな。冷静さが格段と上がったというか。大体のことは焦らずため息吐くぐらいで対応できそうだよ!

 

トイレに閉じ込められたら、とりあえず叫べば誰か来てくれるから、希望をなくさないでね!